スポンサードリンク
TBSの「アラウンドフォーティー(通称アラフォー)」はちょっと地味ですが意外と面白いですよ。今回の連ドラにはキムタクの「チェンジ」とヤンクミの「ごくせん」というツートップが入っているため話題的には目立たないのですが、TVドラマとしてはしっかりした構成で視聴率も2ケタキープしています。
『CHANGE』(フジテレビ系)、『ごくせん』(日本テレビ系)と、平均視聴率20%を超える2本のドラマがしのぎを削る春ドラマ。そのなかにあって平均視聴率14.7%(6/2現在)と順調な数字をキープしているのが、『Around40〜注文の多いオンナたち』(TBS系)である。
このドラマは、精神科医である緒方聡子(天海祐希)と彼女の同僚の臨床心理士・岡村恵太朗(藤木直人)の恋愛を中心に、聡子の友人である雑誌編集者・森村奈央(大塚寧々)、同じく専業主婦の竹内瑞恵(松下由樹)といった、40歳前後の“アラウンド・フォーティー”世代のライフスタイルをリアルなセリフで描き、女性視聴者を中心に大いに共感を呼んでいる。単なる恋愛ドラマにとどまらず、不妊治療や再就職など、その年代の女性にはもはや避けて通れないテーマと真摯(しんし)に向かい合い、ひさびさに「オトナのドラマ」として充分に鑑賞に耐える作品だ。
いつの時代も、女性と年齢は切っても切れない関係にある。ドラマの世界もまた同様で、振り返ってみると『Around40〜』のように女性が主人公で、年齢をタイトルに掲げたドラマはこれまでにも数多く作られてきた。安田成美主演『ヴァンサンカン(※25歳)・結婚』(1991年)、山口智子主演『29歳のクリスマス』(1994年)、石田ひかり主演『29歳の憂うつ パラダイスサーティー』(2000年)、財前直見主演『お水の花道〜女30歳ガケップチ』(1999年)……。こうして並べると、10年ほど前までは30歳前後(=アラサー)が主役だったことが分かる。今回『Around40〜』によってそのラインが40歳前後(=アラフォー)に引き上げられたのは、この10年でさらに女性の社会進出が進み、結婚年齢が上がったことと決して無関係ではないだろう。
ここで注目したいのは、『29歳のクリスマス』と『Around40〜注文の多いオンナたち』の両方に出演している松下由樹。トレンディドラマ全盛期に『オイシーのが好き!』(1989年)で主役デビューをはたした彼女も、1968年生まれの立派なアラフォー世代。近年は貴重なサブキャストとしてドラマに欠かせない存在になっており、歳相応の役を上手にこなす女優として今後も活躍が期待される。
ちなみに、次の7月クールの夏ドラマには永作博美主演の『四つの嘘』(テレビ朝日系)という、41歳の女性がヒロインのドラマがスタートする。どうやら、しばらくは“アラフォードラマ”のトレンドが続きそうだ。「29歳」「30歳」「40歳」など、具体的な数字をタイトルに提示することで、その数字がピンポイントにアピールする層はもちろん、その周辺の年代の視聴者の関心も高まることは充分に考えられる。その意味ではこれから先、確実に迎える少子高齢化社会において、50歳、60歳、もしかすると70歳という文字がタイトルに踊り、その年代のヒロインの恋愛を描いたドラマが当たり前のように登場し、ヒットする時代が来るかもしれない。
引用 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080607-00000018-nkbp_tren-ent
▽次の記事、前の記事
スポンサードリンク
当サイトのRSS
新着アイテム
ジャンル
Copyright (C) 2008
by ギザログ